2024年07月: ホテル旅館・観光業界に関する最新情報・ニュース

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2024年07月30日

ホテル業界の有意義な情報を毎週まとめてお届け

■ザ・キタノホテル東京(都内千代田区)は、メインダイニング「L Orangerie 光庵(オランジュリーこうあん)」をオープンした。

コンセプトは、旅で疲れた胃腸も癒す、身体にやさしいフレンチ。昼はコースのみの提供、夜は基本のコースのほかアラカルトメニューも用意する。料理長を務めるのは、スイス・カンボジアで21年の海外経験を積んだ、フランス農事功労章シュヴァリエ叙勲シェフの加茂健氏。正統なフランス料理の技術を基礎に、季節感や日本ならではの食材を組み合わせ、朝食からディナーまで、オリジナルかつ軽やかな一皿を提供する。面積は153平方m、席数は15卓・46席(個室1室6席含む)。定休日は日・月曜日(火曜日はランチのみ営)。

■嬬恋プリンスホテル(群馬県吾妻郡)は、嬬恋村産の旬のキャベツをふんだんに使用したキャベツづくしプランを提供している。

同ホテルが所在する嬬恋村は、標高700m～1,400mの高原で6月～9月の気温が15℃～20℃と涼しいほか、朝と夜の寒暖差が大きく、甘くておいしいキャベツが育つ条件に加え、高原の朝露でみずみずしいキャベツができるという。夏秋キャベツの出荷量は54年連続全国1位となっている。同プランでは、農家の愛情を一心に受け出荷されたキャベツを余すことなく美味しく食べてもらえるよう、シェフ拘りのコース料理で提供。レストランからは浅間連峰など嬬恋高原ならではの景色を眺望可能で、沈む日に照らされた雄大な山々の稜線とブルーアワーのコントラストを堪能できるという。なお同ホテルでは、地元農家から仕入れた「嬬恋村産新鮮野菜」を取り揃えた「嬬恋マルシェ」も実施している。

■ネストホテル東京八重洲(都内中央区)がオープンした。

「Nest」ブランドでは12施設目となる同ホテルは、東京駅徒歩圏内の立地を活かしながら、シックで「大人の隠れ家」的な雰囲気を演出する洗練されたインテリアで、日々高まりを見せるインバウンドをターゲットとしたコンテンポラリーデザインのホテル。同ホテルチェーンの強みである「マーケティング」「レベニューマネジメント」「ミニマルオペレーション」により、今後さらに高まるインバウンド需要を取り込んでいくことで、不動産価値の最大化と付加価値の創出を目指す。客室はダブルルーム、ツインルームがメインの客室タイプとなり、無駄のないスマートなデザイン・レイアウトで滞在するゲストにとって使いやすい部屋となっている。その他にもデラックスツインルームやユニバーサルツインルームなど、シチュエーションに合った客室構成となっている。客室は全99室。ダブルルーム、ツインルーム、デラックスツインルーム、ユニバーサルツインルームの4つの部屋タイプを用意し、また、最大4名様までご利用可能なアジョイニングルームプランを揃える。

■大江戸温泉物語Premium ホテル壮観(宮城県宮城郡)がリニューアルオープンした。

大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツが展開している「Premium」シリーズの6つ目の宿で、東北初出店となる。ロビーラウンジは、吹き抜けの高い天井、ガラス窓から手入れされた中庭と、松の木の向こうに見え隠れする松島湾の島影を望む、アースカラーのインテリアやファブリックで整えられた空間では、到着時や湯上り、夕食後などにソフトドリンクの他にも生ビールやワインなどのアルコールを片手に思い思いに寛げる。夜には暖炉に火が灯り、日中とはまた違った表情を見せる空間。客室は、全133室のうち、67室をリノベーション。うち28室が和モダンルームに生まれ変わった。靴を脱いで上がる畳の空間にベッドを設置。旅の疲れを手足を伸ばして癒しながら、寝起きのしやすいベッドでの就寝という、快適さと利便性を兼ね備えた客室を用意した。

■セントレジスホテル大阪(大阪市中央区)は、セントレジスを象徴するオリジナルの香り「キャロラインズ・フォーハンドレッド」のルームスプレーと、ホテルのルームアメニティの販売を開始した。

セントレジスのオリジナルの香り「キャロラインズ・フォーハンドレッド」は、セントレジス創業者の母であるキャロライン・アスターと、ギルディッド・エイジの幕開けに夫人が催した伝説的な社交の集まりをモチーフにしている。アスター夫人は上流階級内で厳選したゲスト400人を集め、「The 400」と呼ばれるニューヨーク初となる社交クラブを作った。世界的に名高い建築家でありフレグランスデザイナーであるカルロス・フーバーがセントレジスのために創ったモダンな香りは、アスター夫人がゲストをもてなすために用意したボールルームのエキゾチックな樹木や、魅惑的な夜会の際に飾られたお気に入りのバラの花、アメリカンビューティーの香りを再現しており、セントレジスの不朽の魅力が反映されているという。世界各国のセントレジスホテルでは、日々世界中から訪れるゲストをこの「キャロラインズ・フォーハンドレッド」の華やかな香りで迎えている。五感を魅了するセントレジスオリジナルのフレグランスやバスアメニティとともに、アスター家の伝統に想いを馳せる、ラグジュアリーで洗練された時間を愉しめる。

■京王プラザホテル八王子(都内八王子市)1階/<ロビーラウンジ>では、「Candle Night Summer Slowly Time　～オードヴル&フリーフローと共に～」を開催している。

高さ22mのアトリウム空間がある店内に「和」をテーマにした500個のLEDキャンドルを配置し幻想的な空間を演出。キャンドルには花火や金魚、朝顔などが描かれた和紙を巻き、日本の夏をイメージしたという。同プランは少量に盛り付けた12種類のオードヴルが食べ放題となっており、お客のテーブルまでサービスする。飲み物は、スパークリングワインやミントと柚子が香るノンアルコールカクテルなど、フリーフローで楽しめる。夕刻の時間、リラックスできる癒しの空間の中で多彩なオードブルと飲み物で時間を気にせずゆっくり過ごせる。

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◇ご参照ホテル客室必須アイテム ;
ベッドホテルシーツホテルベッドカバーホテル枕ホテル
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2024年07月27日

スリープ・ツーリズムとは?? スリープツーリズムのマットレスやベッド・寝具について解説

旅行のスタイルというのは、色々な目的、色々な切り口から存在します。まず、いくつか見てみたいと思います。

スリープ・ツーリズムとは? スリープツーリズムのベッドやマットレス・寝具について解説 — 旅のスタイル

メディカルツーリズム

たとえば、ひと頃話題となった「メディカルツーリズム(医療ツーリズム)」というのは、治療や手術、検診など、普段地元では受けられない様な医療を受けることが目的のツアーです。

高度な医療技術や最新鋭の医療機器で世界の富裕層を対象にしているのが特徴で、メディカルハブ(医療ハブ)をめざす動きも各国で見られています。

エコツーリズム

また、「エコツーリズム」とは、「エコ」は英語の「Ecology(生態系)」の略で、その地域にある自然の環境や文化や歴史などを体験し、学ぶことを目的としたツアーのことです。

観光客に地域の資源を伝えることによって、地域住民達も自分達の資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、地域社会が活性化されていくと期待されています。

サステナブルツーリズム

また、「サステナブル・ツーリズム」とは、英語の「Sustainable(維持できる)」から、「持続可能な観光」という意味で、環境や文化の悪化、過度な商業化を避けつつ、各地域の資源である「自然」「環境」「文化」「伝統」を守りながら、観光業を活性化させ、観光地本来の姿を求めていこうとする姿勢です。

いわば、現代のキーワードのひとつである「SDGs」にも繋がる、自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることによって、その価値や大切さが理解され、保全に繋がっていくことを目指そうという仕組みです。

ロケツーリズム

また、最近は、「ロケツーリズム」も人気です。映画・ドラマのロケ地、いわゆる「聖地」を訪ね、風景と食を堪能し、映画ドラマだけでなく、その地域のファンにもなることです。

最近では、最初から町おこしを狙って、地元を舞台にして製作されたアニメやドラマなども出てきています。

スリープツーリズム

ここまで、「〇〇ツーリズム」について、いくつかみてきました。

旅の目的はさまざまですが、最近は、「睡眠のための旅」、「スリープツーリズム」も登場しています。

実際、海外のホテルなどでは、睡眠をコンセプトにした宿泊プランを設けるホテルなども増えています。

この「スリープツーリズム」とは、その名の通り、睡眠を主体とした旅のことです。

旅行とは、基本的に、普段の生活では行けない場所を訪れたり、知らないものを食べたり、非日常の体験を楽しむものですよね。

時には、睡眠時間を削ってでも、それらの体験を追い求めることもあります。もし海外へ行けば、日本との時差の関係もあって、おのずと睡眠不足になったりすることもあります。

それに対して、この「スリープツーリズム」は、睡眠を追求する旅です。

この傾向は、昨今の感染流行も影響していると言われています。

ある雑誌に掲載された調査によると、成人2,500人の内、約40%の人が、感染流行のパンデミック以降で、睡眠の質が低下しているという結果が得られたそうです。

社会や経済、生活、将来への不安感などから、熟睡できず心身の不調を抱えている人が少なくないと考えられていて、そこで登場してきたのが、普段の自宅では得られない「特別な空間で極上の睡眠」を体験したいという「スリープツーリズム」なのです。

自宅で「スリープツーリズム」

そこで更に「スリープツーリズム」を家庭にあてはめてみて、遠方まで旅行に出かけて高級ホテルに泊まって睡眠を取るのと同じ様に、高級ホテルで採用されているベッドや寝具を自宅に導入することによって、自宅でも高級ホテルと同じベッドや寝具の環境を作り、包み込まれる様に熟睡したいという、「自宅でスリープツーリズム」を体験する人々も増えています。

普段と同じ自宅でも、睡眠環境を変えることで、自宅のベッドでスリープツーリズムは体験できるという考え方です。

スリープツーリズムのベッドやマットレス

そこで人気が高いベッドは、実際に大手ホテルで最も多く採用されている「ポケットハードタイプ」や「ポケット標準タイプ」などのモデルや、

さらに上の「パーフェクトスイート」や「ライトブリーズピローソフトホテル」、

最高峰の「グランドプレミアムホテル」などです。

「ポケットハードタイプ」や「ポケット標準タイプ」が、大手ホテルの一般客室向けグレードであるのに対し、「パーフェクトスイート」や「ライトブリーズピローソフトホテル」は、大手ホテルのスイートルーム向けグレード。「グランドプレミアムホテル」に至っては、さらに上の、トランプタワーや最高峰の七つ星クラスのホテルを対象にしたベッドです。

やはりベッドは末長く使うもの。「スリープツーリズム」という考え方からしても、一般客室向けグレードよりも、スイートルーム向けグレード以上のベッドを選ばれる人も多く、これまで、家庭向けとしては、「パーフェクトスイート」や「ライトブリーズピローソフトホテル」、また「グランドプレミアムホテル」などの人気が高くなっています。

スリープツーリズムのベッドカバーや布団

ベッドの上に、ベッドメイクを施すための寝具として人気が高いのは、やはり、「デュベタイプ」です。

最近、高級ホテル業界で流行の、「デュベ」と「ベッドスロー(ライナー)」の組み合わせです。

高級ホテルのベッドメイクを自宅で具現化することによって、高級ホテルの、包み込まれる様な最高級の寝心地を自宅でも実現することが可能になります。

まとめ

旅の目的地はさまざまですが、旅の目的地が「睡眠」であるという「スリープツーリズム」の考え方からすると、高級ホテルのベッドや寝具を自宅に導入すれば、自宅が旅の最終目的地でもあり、普段の仕事や外出中の疲れを癒してくれる最高の癒しの場所はやはり自宅・・・ということにもなりますよね。

ぜひ自宅でも、高級ホテルで味わえる様な、最高の眠りを体感してみられては如何でしょうか。

ご不明な点は、お気軽に「一流ホテルのベッド」のサイトよりお問合せ下さい。

最後までご覧いただき有難うございました。

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2024年07月24日

知っておきたいホテル旅館観光業界のニュース！

■サンシャインシティプリンスホテル(都内豊島区)は9月2日より、「カカオフレンズ」とコラボしたステイプランと8種のキャラクターオリジナルドリンクを販売する。

「カカオフレンズ」は、韓国最大のメッセンジャーアプリ「カカオトーク」の公式キャラクター。それぞれがコンプレックスを持った個性豊かな9つのキャラクターで構成されており、韓国で大人気の国民的キャラクターとなっている。その中でも特に人気の高い、ライオンなのにたてがみが無い「ライアン」とライアンが道で拾った元野良猫の「チュンシク」が仲良く2人で日本観光を楽しむ風景をオリジナルで描き下ろしたコンセプトルームを提供する。豊島区池袋エリアは、アニメやアートなどを中心とした情報を積極的に発信するサブカルチャーの街として全国的な知名度を誇る。同エリアにある強みを生かしEntertainment City "IKEBUKURO"にあるホテルとして、今後も街の活性化に寄与しながら、国内外から訪れる人々に向けて、好きなものに夢中になれる時間・空間を演出し、「推しに包まれる体験」を提供したいとしている。今回の「カカオフレンズ」コラボのポイントは、"大人気キャラクターの「ライアン」と「チュンシク」の日本観光風景が描き下ろされたコンセプトルーム"、同プランでしか手に入らない宿泊者限定の5種のオリジナルアメニティ"、カフェ＆ダイニング Chef'ｓ Paletteで楽しむノベルティ付き全8種のキャラクターオリジナルドリンク。

■ホテル金沢(石川県金沢市)1階レストラン「DINING TSUZUMI」では、新作パフェ「金彩」〈KINSAI〉を滞在中に楽しめる宿泊プランを販売している。

金沢駅徒歩約1分。鼓門を臨む、観光にアクセス抜群の立地に佇む同ホテル。70平方mのラグジュアリースイートや、トリプル仕様にも変化し3名での宿泊に人気のツインプラスの部屋などでの滞在に加え、1階のレストラン「DINING TSUZUMI」で旬の果実や芳醇な香りを纏う抹茶を贅沢に使ったパフェ「金彩」を堪能できる宿泊プラン。

■変なホテルに「クレヨンしんちゃんルーム」が登場した。

全国公開の「映画クレヨンしんちゃんオラたちの恐竜日記」とコラボし、全国19軒の変なホテルに

登場したもので、カーテン・壁・ベッドカバー・バスルームを、クレヨンしんちゃんのイメージで装飾し、宿泊者にはルームキーを模したオリジナルデザインのカードとタオルのお土産付き。価格は朝食付24,800円～、素泊まり21,800円～(税サ込)。同映画は、しんのすけ、シロ、カスカベ防衛隊が超巨大恐竜に立ち向かう、友情と成長の物語。子どもも大人も心がくすぐられる、大迫力の映像、超王道エンタメムービー。

■ホテルユニバーサルポート(大阪市此花区)に、新コンセプトルーム「ドキドキアドベンチャールーム」がオープンした。

同ルームのコンセプトは「家族で船旅中、不思議な島を発見!冒険中に出会った島民に招待され、素敵な小屋で過ごす旅」。扉を開けた瞬間から、ジャングルでの冒険のようなドキドキ＆ワクワクがあふれる空間に仕上げたという。グリーンカラーを基調に不思議な島の小屋をイメージした室内では、島の中を自由に遊ぶ動物が描かれた壁紙が一際目を引き、コンセプトを表現した楽しい仕掛けも多数設定した。二段ベッドや広々としたソファは、家族・仲間がそれぞれ居心地の良い居場所を見つけ、ゆっくり語らい、寛げる空間としている。「ドキドキアドベンチャールーム」は全10室(40平方m)、定員は1室2～5名利用、全室パークサイド。

■フェアフィールド･バイ･マリオット道の駅プロジェクトは、愛犬と一緒にホテルに宿泊できる「Dog Friendly Room」を、京都京丹波、京都みなみやましろの2ホテルで販売を開始した。

同プロジェクトでは、全国に宿泊特化型のホテルを29施設運営し、ホテルを拠点に｢地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」のスタイルを提唱している。同プロジェクトはコンセプトに「未知なるニッポンをクエストしよう」を掲げ、地域ならではの体験や全国の知られざる魅力を発見してもらうことを目的としている。今回、愛犬とともに地域を渡り歩く旅を楽しんでもらえるよう「Dog Friendly Room」を5月に岡山蒜山高原、広島世羅の施設で、6月に岡山津山、鹿児島たるみず桜島で導入した。今回、京都京丹波、京都みなみやましろでも開始した。Dog Friendly Roomの客室内には、大切な愛犬にも心地よく元気に過ごしてもらえるよう睡眠と健康を守るための機能を詰め込んだ究極のペットベッドを用意した。また、京都京丹波、京都みなみやましろに隣接する「道の駅京丹波味夢の里」、「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」にはドッグランが併設されており、豊かな自然環境の中、愛犬ものびのびと過ごせる。他にもホテル周辺には、愛犬と共に利用できるカフェなどもある。

■ロイヤルホテルは2027年秋、リーガロイヤルホテル広島に次ぐ広島県内で2軒目のホテルを開業する。

場所は、広島市中区東平塚町の平和大通りに面した一角で、地上17階建て、客室数は167室を予定しているという。新しいホテルは、レストランや宴会場がない宿泊主体型ホテルで、客室料金はリーガロイヤルホテル広島より低く設定されるという。客室は24～30平方mのツインルームで構成され、大浴場も備える。宿泊予約など一部の業務は、リーガロイヤルホテル広島と共同で行なうなど効率的な運営を目指す。G7サミット以降、広島市は外国人観光客が増加しており、新しいホテルはこれまでと異なるコンセプトで観光需要を取り込みたいとしている。

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2024年07月21日

業務用マットレス・ベッド専門店がお届けする業界のニュース・最新情報

■龍宮城スパホテル三日月(千葉県木更津市)では、千葉県のローカル鉄道3社(小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電気鉄道)とコラボした「TRAIN/BUSルーム」を展開している。

小湊鉄道バス・小湊鉄道・いすみ鉄道・銚子電気鉄道の各社とコラボした客室4部屋と、3鉄道を集約させた客室1部屋の計5部屋を用意。モチーフを取り入れただけでなく、実際の鉄道・バスで使用した部品やレイアウトも活用している。さらに、ホテルのガーデンエリアが「三日月龍宮城駅」に大変身。いすみ鉄道から処分予定だった車両を移設展示しているほか、実際のレールや駅ホーム看板も設置。駅前の道路には、小湊鉄道バス2台を用意。ロビーも「駅の待合室」をイメージした演出を行なっている。小湊バスルームでは、小湊鉄道バスの車内で使われていた部品や備品を使用。運転士気分を満喫できる「運転席ブース」や客席シート・網棚も設置し、バス車内にいるかのような雰囲気を楽しめるという。小湊鉄道ルームでは、小湊鉄道の車両部品や備品を使用した「運転席ブース」のほか、網棚・つり革を設置。壁には、小湊鉄道沿線のイラストマップ、SLや運行車両の大きな画像をデザインしている。いすみ鉄道ルームでは、「三日月龍宮城駅」に配置する車両の部品・備品を使用した「運転席ブース」と、壁いっぱいに立体的な車両フェイスを備える。また、銚子鉄道ルームは、銚子電気鉄道で運行する「大正ロマン電車」をモチーフにデザイン。電車フェイス付きの「運転席ブース」が一体となった2段ベッドも設置。鉄道3社合同ルームでは、3社各社の車両フェイスが並ぶほか、ベッド3台と寝台列車風2段ベッド、「電車でGO」ブースを設置。2部屋を1部屋に拡大しており、最大8名まで利用できる。

■FAV LUX 小豆島(香川県小豆郡)が来夏～秋に開業を予定している。

1階のカフェラウンジでは、地元小豆島で採れた食材をメインに使用した朝食や軽食を提供予定。同じく1階のBAR&ラウンジでは、小豆島の他、地域の名産品や民芸品などを販売するショップを併設する。客室は、豊かな自然と瀬戸内海を一望できるプライベートバルコニーを全室に設置。サウナとガーデンプール付きのスイートルームも設置するという。またホテル内では、国内で55店舗の飲食事業を展開するソルト・グループの協業・監修により、サウナとプールが融合した施設のサーマルスパ「eden(エデン)」を併設。小豆島の海岸に溶け込むような落ち着いた雰囲気の空間に、瀬戸内海を一望できるインフィニティプールやオートロウリュー付き・約90度のフィンランド式サウナを完備、屋外ラウンジスペースでは、クラフトビールやスパークリングワインなどを楽しめるという。小豆島町は、2021年と2022年に2年連続で「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選出されており、毎年100万人を超える観光客が訪れ、観光客の約3割が島内に宿泊している一方で、人手不足などを理由に宿泊キャパシティの低下が課題になっているという。同ホテルの開業により、小豆島を訪れる観光客の滞在時間の延長、消費拡大を期待し、各種プロモーションや地域周辺事業者との連携により、持続可能な観光地としての小豆島の発展を目指すとしている。客室数は45室。

■R&Bホテル大塚駅北口(都内豊島区)がリニューアルオープンした。

同ホテルは、1999年10月の開業から20年以上が経過し、このたび全館リニューアルを実施した。今回のリニューアルでは、客室の内装デザインを刷新したほか、広い天板のワイドデスクを設置するなど仕事にも適したレイアウトへの改善を実施した。また、ファミリーなど複数名での利用が可能なツインルームや、R&Bでは7ホテル目となるコネクティングルームを新設し、使い勝手の良さの向上を図ったという。また、「快眠(=持ちよく眠ること)」をはじめとして、ご滞在中に快適な時間や空間をご提供するため、睡眠専門家からのアドバイスを受けた他、睡眠理論に沿った「快眠」のこだわりを、寝具や設備・備品などで提供する。朝食は、毎朝ホテルスタッフが焼き上げる焼きたてパンを中心に、サラダやモーニングカレーなどをバイキング形式で用意する。ロビーには、人気の飲食店や観光地のほか、現地スタッフがピックアップした地元ならではのおすすめ店舗をマップ化した観光案内板を新たに設置した。

■CLAVIS下落合(都内新宿区)が開業した。

全国各地で長期滞在型ホテルを中心に宿泊施設の運用を行っているカソクが運営するアパートメントホテル。部屋のタイプは4つあり、用途に合わせて選ぶことができる。部屋ごとにデザインが異なることも特徴。特に4名、6名用の部屋は家族や友人とのグループ旅行に最適。キッチンやシャワールームには長期滞在に適した設備を用意。また完全無人運用のセルフチェックイン・アウトのため、完全プライベート空間を楽しめる。インバウンド対応をしているため、海外から訪日した人も安心して滞在できる。場所は、下落合駅から徒歩4分と、アクセス抜群の場所に位置する。

■中国・成都に「ホテル・ニッコー成都怡心湖」がオープンする。

四川省の省都として世界有数の企業が多数進出する成都、都市開発プロジェクトの進む双流区のにぎやかな中心部に位置する。双流区は、国内外の主要空港と結ぶ成都双流国際空港があることから、当該エリアの空の玄関口としても知られている。木や石材などの天然素材を巧みに取り入れることで上質な心地よさを追求した館内デザインは、東洋の美意識から着想を得ており、スイートルームを含む303室の客室にもそのデザインが踏襲されているという。また、客室の天井から床まで続く大きな窓からは、隣接する怡心湖や煌めく成都のスカイラインを眺めることができる。個性豊かな6つのレストラン・バーラウンジを有し、昼にはアフタヌーンティーやコーヒー・紅茶を、夜にはカクテルやウィスキーをはじめとしたアルコールを提供する「ロビーラウンジ」やエグゼクティブラウンジ「Nikko Club」。世界から集めた茶葉で中国の伝統的な喫茶文化を体験できる中国茶室「怡禾」を用意した。また、天井高7mのグランドボールルームのほか、多目的に利用できる5つの会議室を用意。いずれも充実した設備を備えており、館内全体のインテリアコンセプトである東洋の美意識を取り入れたデザインにより、ビジネスをはじめ、祝い事の宴席に優雅で上品な空間を提供する。

■東京エディション虎ノ門(都内港区)31階のLobby Barでは、宮崎焼酎を使ったカクテル「MIYAZAKI Shochu Cocktails」を展開している。

今年初旬、同ホテルのシニアバーディレクターがアメリカのバーテンダーたちと共に宮崎を訪れ、柳田酒造、黒木本店、京屋酒造、渡辺酒造、霧島酒造の4つの焼酎蔵を巡った。麦畑で麦を踏んで幹を強くする工程や、芋を磨く作業など、蒸留までのプロセスを直接生産者から学び、そこで出会った人々やカルチャーからインスピレーションを受け、その時に五感で感じた世界観をカクテルで表現したという。同行していた、アメリカの有名バーDeath & Coのファウンダーが現地で撮影した写真を掲載した新しいカクテルメニューと共に、宮崎焼酎の魅力をカクテルのストーリーにのせて届ける。個性豊かなそれぞれの焼酎蔵の特徴を捉えながら、独自の視点で解釈し創られた物語性の高いカクテルを、緑溢れる「天空のジャングル」Lobby Barで味わえる。

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2024年07月18日

"ホテルのインテリアをご家庭にも"のサイトが発信する最新情報

■アートホテル石垣島(沖縄県石垣市)1階「The ART SHOP」ギャラリーでは、「アートでアートTシャツ展Ⅴ」を開催している。

同ギャラリーでは、島のアートや文化を発信する企画展を常時開催しており、同展もその一環。島の自然や文化にインスピレーションを得たモチーフのデザインTシャツや、1枚1枚手作業で作られるオリジナルTシャツなどを展示販売。アーティストやデザイナーの感性が生み出す刺激がギャラリー内に満たされる。ギャラリーショップならではの「見て楽しめる、買って嬉しい」Tシャツ展。入場無料。

■ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)1階のイタリア料理店「スプレンディード」では、神戸の「弓削牧場」とのコラボを開催している。

「サマーファームアフタヌーンティー」と銘打った同アフタヌーンティー。スイーツ11種類、セイボリー7種類、スコーン2種類を提供。いずれも食材には、標高400mの裏六甲にある「弓削牧場」の牛乳やチーズ、蜂蜜、ハーブなどを使う。スイーツの監修はエグゼグディブペストリーシェフ、セイボリーは副総料理長が監修した。3段のスタンドで提供するスイーツは、同牧場の牛乳を使ったフランスの伝統菓子「フラン」、蜂蜜を使いハチの巣に見立てたケーキ「シャンティ」、牛の顔の装飾を施すラズベリームース、ミルクプリンにチーズ「フロマージュフレ」を重ねたグラスデザートなど。客の目の前で盛り付けるフロマージュフレのアイスクリームや、ピーチと特製ミルクアイスを合わせたかき氷も用意。牧場をイメージしたという特注の台にのせるセイボリーは、米と「プチタローチーズ」を使ったライスコロッケ、同牧場で人気という商品をミニサイズで再現した「カマンベールケイク」、ハーブとフロマージュフレのクッキーサンドなど。ホエイと牛乳を使った「ホエイシチュー」や牧場から届いた野菜を使うハーブサラダは、別皿で提供。ウエルカムドリンクは、「弓削牧場のハーブティー」。フリーフローで提供するドリンクは、ダージリンやアールグレイ、同ホテルオリジナルブレンドティーなど5種類をそろえる。

■亀の井ホテル草津湯畑(群馬県吾妻郡)では、日本の各温泉地に宿る下級の神さま「温泉むすめ」とのコラボを実施、草津温泉の温泉むすめ「草津結衣奈(くさつゆいな)」の描き下ろしオリジナルイラストを使った新作グッズの販売をおこなっている。

浴衣コーナーには等身大パネルを、アミューズメントコーナーにはラッピング自動販売機を設置。法被(はっぴ)は、コラボ宿泊プラン「組数限定"温泉むすめ x 亀の井ホテル草津湯畑"当館オリジナル草津結衣奈ちゃんグッズ付き!朝夕ビュッフェ<1泊2食付>」で宿泊すると購入できるレアグッズ。また同プラン特典として、数量限定で「宿泊証明書」と「浴衣Ver.アクリルキーホルダー」、「法被購入権利1枚分」を先着50名に贈呈。他、タペストリーやアクリルキーホルダー、バスタオル、ハンドタオル等、同当ホテルでしか買えないグッズのラインアップが続々と登場するという。また同時に、全国展開中の「温泉むすめトレード缶バッジ」をカプセルトイにて販売。「温泉むすめ」全127種類の缶バッジ、何が出るかわくわくしながら楽しめる。

■葉山ホテル音羽ノ森(神奈川県三浦郡)は「Corail Cafe and Labo」をオープンした。

"日常に刻まれる絶景"が愉しめる「大人の秘密基地」をコンセプトとした葉山の魅力を発信するカフェ。海沿いを走る国道134号に面した長者ヶ崎駐車場内に位置。長者ヶ崎は、富士山と海に沈む夕景が眺望できる隠れた絶景スポットであることから、ドライブデートやバスの女子旅、散歩の中継地点として、訪れる人びとが気軽に立ち寄ることができる“大人の秘密基地”を目指す。カフェでは、葉山の魅力を発信するオリジナルスイーツとドリンクを提供。ホテルパティシエメイドのチーズケーキ、ホテルバーテンダー考案のノンアルコールカクテルなど、季節に合わせたさまざまなスイーツやドリンクを用意。スイーツやドリンクは、すべてテイクアウト可能で、海に面したカウンターとテラスの計10席となる店内でも味わえる。店名の「Corail(コライユ)」はフランス語でサンゴを意味する。サンゴが広がる美しい海をイメージし、山と海に囲まれた葉山の豊かな自然が未来に続いていくようにとの願いが込められているという。持続可能で自然と共存する店舗を目指し、店内はサスティナビリティに配慮し、天然無垢のオーク材で作ったショーケースや環境負荷の少ない植物油を使用した塗料、また床・天井にも天然素材の材料を使用した。また外装も葉山の自然に融合する色調やデザインに仕上げた。

■ReLabo MedicalSpa&Stay(青森県青森市)が開業した。

一般社団法人慈恵会と城ヶ倉観光が、JR青森駅東口ビルの4階・6階～10階部分でウエルネス体験と宿泊が融合したホテルとして手掛けたもので、ホテル名の「ReLabo」は、「元に戻す概念」の「Re」と「研究所」などの意味を持つ「Labo」を組み合わせた造語。各種検査と医師や保健師によるウエルネスカウンセリング、検査結果に基づくヨガメディケーション、温泉を活用した冷温浴療法、管理栄養士が考案する食事や睡眠コンサルティングなど、オーダーメイドのプログラムを提供する。客室は、2m超の幅の広いライティングデスクを完備したクリエイティブルーム、「コクーン(繭)に包み込まれたような空間」をコンセプトに内装や家具に曲線を多用したコクーンルーム、ツーリストルーム、禅ルーム、スイートなど全130室。宿泊客限定のレストランでは、リラックスした雰囲気の中、青森の食材を先端的な科学的技法と感性を融和させた「青森イノベーティブ」を提供。春夏秋冬、移り変わる季節の中で力強さを感じる青森食材を楽しめるという。6階には、男女別の和温泉、リビング付きの完全個室型和温泉が2ヶ所あり、それぞれ天然温泉が楽しめるとしている。場所は、JR奥羽本線・津軽線・青い森鉄道「青森」駅東口ビル内直結。

■コンフォートイン軽井沢(長野県北佐久郡)がオープンした。

旧チサンイン軽井沢をリブランドオープンしたもので、長野県では「コンフォートイン塩尻北インター」に続き2ホテル目となる。客室は、ダブル・ツインなど全89室。大人2名でも十分にくつろげる広々としたベッドに加え、子どもに人気のロフトベッド付きのタイプなど、家族で快適に過ごせる空間を用意した(小学6年生まで子どもの添い寝は無料)。浴室には運転で疲れた体を癒せるよう、ゆったりサイズのユニットバスも用意、子どもが一緒に浸かっても余裕があるとしている。朝食は、6時30分～9時30分にビュッフェ形式で提供。オリジナルレシピで作られた自慢のロールケーキやベリーチーズケーキを同ホテル限定で毎日提供するほか、クロワッサンも同ホテル限定で用意。他にも、焼きたてワッフルや日替わりカレーライス(ビーフ・シーフード・キーマ)、パンやサラダ、日替わりおかずなど多彩なメニューを用意する。場所は、JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢」駅南口より車で約5分、上信越自動車道「碓氷軽井沢」ICより車で約14分の立地。敷地内には90台分の無料駐車場を完備。

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2024年07月15日

2024年07月12日

外国人観光客(インバウンド)にも対応した宿泊施設用のベッドやインテリア用品を提案するサイトによるホテル業界ニュース

■ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町(都内千代田区)では、仏パリの「プリンスドガル，ラグジュアリーコレクションホテル，パリ」とコラボした企画「TOKYO MEETS PARIS」を開催している。

同ホテルは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーコレクションに加盟している海外のホテルとコラボしており、東京からパリへとつなぐ意味を込めて互いのホテルでコラボレーションが実現したという。「All-Day Dining OASIS GARDEN」と「Sky Gallery Lounge Levita」では、プリンスドガルでペストリーを手がけるパティシエのエレーヌ・ケルローゲン氏が監修したアフタヌーンティー「Paris Afternoon Tea by Prince de Galles(プリンスドガル)」を提供。ラインアップは10種類。「スペシャリテfrom Paris」は「ローズ＆ラズベリールリジューズ」と「ストロベリー＆バジルタルト」を用意。塩気のある「セイボリーfrom Paris」は「コンテチーズのパンペルデュ」など。スイーツプレートには「モンブランスフィア」などをのせる。クレームブリュレも付く。ドリンクはロンネフェルトの紅茶やコーヒーなどがフリーフローとなる。その他、「OASIS GARDEN」では、ランチタイムに前菜、スープ、メイン、パン、コーヒーか紅茶が付いた「Paris Lunch Course」を提供。メインはプリンスドガルのシェフであるクローディオ・セメド・ボージュ氏が監修した肉料理の「クリスピーなリードヴォーとソレルの香り」、フランス伝統料理の「"サン・ピエール"マトウダイのソテー」、フレッシュなクレソンの苦味とパルメザンチーズのコクが特徴的な「タリアテッレ from Prince de Galles」から選べる。「Lounge Levita」では、プリンスドガルのシグネチャーカクテル「サマーロースト」「ビタースパイスハーモニー」やモクテルの「フレッシュガーデン」を提供する。

■ANAクラウンプラザホテル岡山(岡山市北区)20階の和食ダイニング「くりやせん」では、岡山藩の殿様たちが後楽園で過ごした時間の中で楽しんだといわれる御馳走を現代風に、また季節に合わせてアレンジした、昼食の御膳「くりやせんランチ～岡山後楽園殿様御膳～」と夕食の会席「錦会席～岡山後楽園殿様の御馳走～」を提供している。

同メニューは、文献資料「御後園諸事留帳」を基に、後楽園魅力向上委員会と公益財団法人岡山県郷土文化財団が発行したレシピ集「岡山後楽園殿様の御馳走帖」から、同ホテルの和食料理長が数点を厳選し調理したもの。様々な料理が上品かつ豪華に並び、実際に殿様やその家族が楽しんだ料理の他、もてなしや祝儀として出した料理がバラエティ豊かに並ぶという。「くりやせんランチ～岡山後楽園殿様御膳～」では、大名家が領国で他藩の大名家をもてなすことがほぼない時代、後楽園でもごく稀なおもてなしの例だったものを、現代の料理人が季節に合わせた素材で再現。本膳と二の膳で提供し、計10品の料理を用意する。「錦会席～岡山後楽園殿様の御馳走～」は、岡山藩の歴代の殿様たちが食べていた御馳走が勢揃い。豪華な尾頭付きの小鯛や、日常の昼食で後楽園の料理人が出した際に大変喜ばれた鴨肉の茶碗蒸しなど、殿様気分を味わいながら堪能できる。さらに、殿様からの心づくし(硯蓋・御吸物)や、殿様の家族が食べた料理(大平)など、様々な場面に合わせて料理人の工夫や知恵が詰まった料理で、時代を超えて当時を想像、現在の岡山と照らし合わせながら楽しめるという。

■亀の井ホテル那智勝浦(和歌山県東牟婁郡)がグランドオープンした。

同ホテルは、旧かつうら御苑を「亀の井ホテル」としてリブランド、名称を「亀の井ホテル那智勝浦」に変更した。内海の穏やかな那智湾沿いに佇む絶景と、勝浦漁港で水揚げされる生まぐろを中心とした料理が自慢のホテル。夕・朝食の料理は、グランドオープンに向け、視察やメニュー開発に取り組み、この土地の海・山の恵みを存分に堪能できるラインアップで用意。ご当地食材をふんだんに取り入れ、贅を尽くした料理を提供する。グランドオープンにあたっては、改装工事により、ロビーラウンジ・レストラン・一部客室を一新。和室中心だった客室は、一部をベッドタイプの和洋室にリニューアルした。夕食の会席料理は、全てのコースに鮮度抜群の生まぐろの盛り合わせが付き、各コースのメイン料理が異なる。特別会席には、伊勢海老、勝浦港水揚げまぐろ二種、本日の勝浦鮮魚一種(キハダまぐろ・ビンチョウまぐろ・そのほか一種の刺身)が付き、海の幸を存分に楽しめるという。朝食「勝浦漁師の和朝食御膳」は、焼き立ての出汁巻き玉子、焼き魚など、熊野の美食が朝楽しめる和定食で、マグロのはらぼ焼きをメインに、勝浦漁港の漁師の朝をテーマにした和朝食御膳を用意する。同館には、毎分200Lの湯量豊富な自家源泉があり、豊富な湯を大浴場・露天風呂だけでなく、新設のスーペリアツインルームを除く全客室のお風呂に天然温泉を供給しているという。

■HOTEL SUI HAMAMATSU (静岡県浜松市)がオープンした。

既存の「HOTEL ACT GARDEN HAMAMATSU」からのリブランドオープンとなる。「SUI」は「粋」からとった名称で、国内4施設目の出店。チェックアウト時に法被を着用したり、希望者に火打ち石による験担ぎを行なったりと、日本文化を反映した体験を提供する。客室は全106室で、シングル、ダブル、ツイン、クイーンの4タイプで構成。全室にてYouTube、Netflixなどの動画配信サービスが利用できる。毎日17時～19時にビールやハイボール、ジュースなどをラウンジで無料提供するほか、20時～22時には夜食として「鰻おにぎり」なども無料で提供。朝食はお茶漬けを取り入れたバイキング形式で、サイドビュッフェも揃える。

■さだ助別邸 ICHIJO(兵庫県美方郡)がリニューアルオープンした。

同館は2021年9月にグランドオープンした、山と海に囲まれた自然豊かな町にひっそりと佇む全6室の小さな宿。今回のリニューアルでは、宿泊客からの「貸切風呂を増やして欲しい」という声に応え、貸切風呂「大地 DAICHI」を新設したという。館内には、他にも天然香住温泉を源泉とし、サウナを設置した2つの異なるデザインの貸切風呂を用意。隣接する本館「さだ助」の大浴場も利用可能としている。今後は、6室に対し貸切風呂3つ・大浴場1つとなり、より一層プライベートな空間で贅沢な時間を過ごせるとしている。なお、同館では主人が仲買人も務めており、30年以上の経験から独自の目利きで、同地ならではの厳選した魚介類を競り落とし、夕食や朝食で提供しているという。場所は、JR山陰本線「香住」駅より車で約5分。

■ホテルコンソルト新大阪(大阪市淀川区)がリニューアルオープンした。

リニューアルオープンを機に朝食ビュッフェメニューも一新したという。朝食は7時～10時に2階「ファンタジー」で提供。「今日も素敵な1日のスタートになりますように」をコンセプトにビュッフェ形式で用意する。同ホテルの客室は、シングル・ダブル・ツイン・トリプル・フォースなど全319室。ヘッドボードに電源・USBポートを完備した。同ホテルは、大阪メトロ御堂筋線「新大阪」駅より1駅の「西中島南方」駅より徒歩30秒、阪急京都線「南方」駅より徒歩30秒。

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2024年07月09日

2024年07月06日

ホテル旅館のニュース最新版

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)は8月9日より、テレビアニメ「文豪ストレイドッグス」の放送8周年を記念して、1日3組限定のコラボレーション宿泊プランを販売する。

ガーデンタワーラージツインルームをコラボレーション仕様の客室にし、中島敦、太宰治、江戸川乱歩、芥川龍之介、坂口安吾、中原中也のキャラクター6人のパネルが出迎える。また、同ホテルの浴衣を着ているちびキャラは描きおこしイラスト。「パティスリーSATSUKI」で購入できる「新エクストラスーパーメロンショートケーキ」を頬張ってくつろぐ「江戸川乱歩」や、部屋に到着したばかりの「中島敦」のパネルも展示。持ち帰れるグッズには、キャラクターモチーフとコラボロゴをデザインしたアクリルキーホルダーとマグカップ、白虎をイメージしたオリジナルバゲージタグ、コラボルームのベッドに敷かれているベッドスローのミニバージョンの4種類を用意。

■JR東海グループのホテル6社は、ユニフォームを統一した。

今回お披露目されたのは、名古屋マリオットアソシアホテルなどJR東海グループのホテル6社のユニフォーム。スカーフやネクタイの違いはあるが、デザインが統一された。基本部分は統一をして、どこに行っても活躍できる感じにしたいという。たとえば高山などのリゾートホテルが繁忙期に名古屋のホテルスタッフが、同じユニフォームで応援に駆けつけることができるようになるのが強みだという。

■札幌パークホテル(札幌市中央区)は、開業60周年を記念し、同じく誕生から60周年を迎えるカルビーの「かっぱえびせん」とのコラボレーションプランを販売している。

各レストランのほか、宿泊プランで愉しめるプランを用意した。テラスレストランピアレでは、週末限定の人気プラン「イタリアンバル」で、「かっぱえびせん」を使ったメニューをご提供。スープや炒め物、パスタなど、「かっぱえびせん」と海老そのものを掛け合わせた美味しさをお届け。会員制クラブパーククラブでは、ホテルオリジナルのディップ3種と共に味わえる「かっぱえびせん」メニューを考案したという。また、宿泊プランでは「かっぱえびせん」と「絶品かっぱえびせん」の2種が付いた部屋でのんびり過ごせるプラン。やめられない、とまらない、美味しいコラボレーションを愉しめるプラン。

■アオアヲナルトリゾート(徳島県鳴門市)は、大塚国際美術館とコラボした「ゴッホのヒマワリルーム」および専用ディナーが備わった宿泊プランを販売している。

同ホテル近隣に位置する同美術館では、ゴッホが描いた花瓶の「ヒマワリ」全7点を陶板で原寸大に再現した作品展示をしている。ゴッホの世界観を五感で浸ることができるよう7室のコンセプトルームを新設。壁紙や絨毯、家具一式をリニューアルし、陶板画で再現されたゴッホの花瓶のヒマワリを飾る。また、客室ではヒマワリが描かれたマグカップで「ヒマワリのハーブティー」を楽しむことができる。夕食はフランス料理「フォーシーズン」でプラン専用ディナーとして、アルルのヒマワリ畑やサントマリーの海など、ゴッホの作品を彷彿させるフレンチコースを提供する。同宿泊プランの価格は夕朝食付きで2名1室利用1人当たり25,500円～(税サ込、入湯税別)で販売。特典に同美術館の入館チケットの提示で、夕食後に炎のアート演出で仕上げる｢カフェディアブル｣を提供するという。

■名古屋観光ホテル(名古屋市中区)に「つば九郎コラボレーションルーム」宿泊プランが登場した。

東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」のアイテムで客室を飾った部屋に宿泊できる同プラン。幅広い層から愛されているつば九郎のコンセプトルームを作ることで、野球ファンだけでなく、ファン以外の人にも楽しんでほしいと企画したという。プラン名は「でら!でら!!つば九郎ルームプラン」。同企画のために用意したという「2896」の客室ナンバープレートを掲げた室内には、つば九郎に腕枕をしてもらっているような体験ができるというつば九郎がプリントされたベッドスローやクッションを設置するほか、ぬいぐるみ、つば九郎が実際に着用したユニホームなどを飾る。「つば九郎のコメント入りビールジョッキやのれんなども備えた。ファンにはたまらないフォトスポットを多数用意したという。今回のために撮り下ろした、つば九郎が同ホテル内のお薦めスポットを紹介するオリジナル動画や、スマホ用の壁紙画像も宿泊者限定で用意する。直筆サイン入りのノート「自由鳥」、コメント入りアクリルスタンド、コメント入りスマホストラップの3点の同コラボオリジナルグッズを進呈。

■仙台ワシントンホテル(仙台市青葉区)では、7～9階の上層階の客室を全面リニューアルし、仙台の情緒を感じられるような内装へ一新した。

リニューアルした客室は、仙台藩・伊達家が用いた紋章「仙台笹」をモチーフにしたカーペットや金箔柄のクロスがアクセントになっており、豪華でありながらも落ち着いた雰囲気を演出している。グレイッシュな色合いの木柄家具で統一したほか、真鍮色のペンダントライトから零れる光は竹材独特の柔らかな明かりが、温かみのある空間を作り出す。内装には地球環境に配慮したものを使用。貴重な木材や循環しないプラスチックを使用せず、環境負荷の低い竹材を活用したペンダントライトを採用。珪藻土や火山堆積物などの自然由来の素材を漉き込んだ壁紙を使用し、自然の風合いと爽やかな空気を感じられるという。椅子の張地には、廃ペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル糸を含んだものを採用し、廃棄物の削減とエネルギー消費量、CO2排出量の削減にも寄与。さらに、客室リニューアルをおこなった7～9階のエレベーターホールに、新たにウォーターサーバーを設置。常温水と冷水の2種類の機能があり、客室には専用のタンブラーを用意した。部屋でのくつろぎ時間や外出からお戻りの1杯など、いつでも好きな時に利用できる。リニューアルされた客室・フロアは、仙台の"伊達"な文化を感じさせる豪華な雰囲気を持ちながらも、地球環境に配慮した素材を使用したり、プラスチックごみ削減活動に取り組んだりすることで、ひとと地球にやさしい空間を実現。訪れる人に快適で心地よい滞在を提供するとともに、持続可能な社会の実現に貢献する。また、客室リニューアルを記念して500名限定で、オリジナルエコボトル付のプランを販売。持ち運びに便利な300mlサイズで"WHG HOTELS"のロゴをあしらい、シンプルで誰でも使いやすいデザインとなっている。

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2024年07月03日

町屋のベッドとは？町家を改装リノベしたホテルや旅館で使われるマットレスや寝具について解説

町家とは？

町家のベッドとは？町屋をリノベーションしたホテルや旅館で使われるマットレスや寝具について解説 — 金閣寺

皆さん、京都らしい景色というと、どんな場所を思い浮かべますか？金閣寺とか、清水寺とか、嵐山とか・・・色々ありますよね。個別の有名なお寺や神社や観光スポットなど沢山ありますが、でも、特定の場所ではなく、普通に京都の街を歩いていると、道沿いに目に入ってくる古都ならではの住居やお店など、普通の街並みこそが京都らしさとも言えます。

京都に限りませんが、古い街道沿いの町などを歩いていると、江戸時代やそれ以前からの光景が今も残っている古い街並みの中に、道路に面して、独特の古い建物が並んでいるのを見かけたことがありませんか？

これは、町家といって、昔からの民家の一種で、主に、町人の住む店舗併設の住宅のことです。

現代の一戸建ての家は、多くは門があって、塀に囲まれ、玄関まで少し距離があるというケースが多く、また、同じ古来の住居でも、農家などは、門を構えた敷地の奥に主屋が建っているということが多く、今でもそのような住宅は日本全国に多く残っています。

それに対して、町家は、直接、通りに面していて、均等に建ち並んでいます。

その規模や形は色々ですが、商人によって建てられた町屋は、全国でも多くその姿をとどめていて、外国人観光客の増えている昨今、技術的にも意匠的にも、日本の住宅水準の高さを表すものとしても人気を博しています。

"町家"と"古民家"の違いは？

「古民家」には特に明確な定義がなく、日本の伝統的な工法で建てられた木造の古い民家全般のことを指します。「古民家」の方が「町家」よりも広い範囲を指す言葉です。

一方、「町屋」は、都市部の通りに面した民家で、民家と商家を兼ねた建物のことをいい、店舗を併設しているという特徴があります。

たとえば、農家の古い建物などは、「古民家」ではあっても、「町家」ではありません。

「町家」と「町家」の違いは？

ちなみに、漢字で「町家」は「町屋」とも書きます。どちらも一般的に使われていますが、基本的には同じものを指しています。

敢えて言えば「町家」は家の意味で「町屋」はお店の意味です。ただ、もともと「町家(町屋)」は、住居とお店を一体化した建物のことですから、基本的には同じものを指す言葉になります。

ただ、最近、古い建物をリノベーションして、本来の店舗としてでなく、他の用途として転用されている事例からすると、どちらかというと住居としての特徴的な作りを活かしてリニューアルされていますので、「町家」と書く事例の方が多い様です。たとえば、「町家カフェ」とか「町家ゲストハウス」「町家ホテル」・・・などの様にです。